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スッカラ連載4月号作品

こんにちは。koeの李京玉です。
スッカラの4回目の連載のご案内です。
今回の作品は韓国伝統の木綿「ムミョン」を使った「セクシルヌビ」です。
セクシルヌビの技法を用いて、
「スマートフォン入れ」を作ってみました。

ポジャギではよく麻や絹の生地を使いますが、
最も素朴な生地として木綿も欠かせません。
「ムミョン」は厚みのあるしっかりした布ですが、
触るとなんともいえない温もりがあり、
織り目一筋一筋に味わいがあります。

私が日本に来てポジャギを教え始めたごろ、
母から祖母の手織りだという白のムミョンをもらいました。
その布は母が結婚するときに祖母から渡されたものだそうです。
祖母の手織りの布。
私はそれまで祖母が織物をしていただなんて知りませんでしたので、
その布を触ったとき、とても不思議な気持ちになりました。
そこに祖母がいるように思えました。
母の話によると昔の女性は綿花を育て、
綿から糸をつむぎ、ムミョンを織っていたそうです。
それで衣服を仕立てたり、布団などを作ったり、
上手に織りあがったものは市場に出したり。
まだ子供だった母はいたずらに糸車を触って糸をだめにして
祖母にひどく怒られた思い出があると話してくれました。
ムミョンを触っているといつも祖母や母を思い出します。
(ムミョンについては→http://shop.korea-e.jp/?mode=cate&cbid=506016&csid=0)

韓国の伝統的なキルティング手法に「ヌビ」。
一般的なヌビは絹地と絹地の間に綿を挟み、
布と同色の糸でキルティングをしますが、
「セクシル(色糸)ヌビ」という技法は木綿の間に紙の紙縒りや紐などを挟み、
色鮮やかな色糸を数色使います。
しっかりした厚みのある一枚になりますので、
実用的な小物におすすめです。
ぜひチャレンジーしてみてください。

*製作キットは針/絹糸3本付で2520円(税込)です。
スッカラ-ショップ通信からお取り寄せできます。
お申込みは、03-6416-8642(11時~17時、月曜定休)まで

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by k-pojagi | 2012-03-08 15:15 | koeポジャギ教室
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