伝統と革新

こんにちは。
koeの李京玉(い きょんおく)です。
日本での上映をとても楽しみにしていた
韓国映画「尚衣院(サンイウォン)を見にいきました。
(尚衣院とは王室の衣服を作る部署)

尚衣院を取り仕切る御針長「ドルソク」は伝統と格式を重んじる人物、
それに相反する「ゴンジン」は刹那的な発想で衣装に革新をもたらし、
巷の注目を浴びる人物。
二人のデザイナーの対決を描いた内容です。

旧と新
伝統と革新
努力を重ねた凡人と刹那的な天才…

まるで映画「アマデウス」の
宮廷音楽家「サリエリ」と「モーツァルト」の対決構図を見るようでした。

至るところに喜劇的なシーンが過剰に入っていたり、
あの時代にこんなことはありえない…というような
突っ込みところ満載の部分もありましたが、

朝鮮時代の身分社会、
朝鮮を取り巻く清の国との外交関係、
宮中に生きる女性の生き様、
そして何よりの見どころは豪華絢爛な衣装の数々、

十分見応えのある作品でした。
ぜひ劇場に足を運んでご覧になってくださいね。

◆ハン・ソッギュさんの声は昔も今もやはり素敵です♡

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韓国の伝統衣装「韓服(ハンボック)」は
伝統衣装でありながら、流行があるのをご存知でしょうか。
着物の場合は生地や紋様は変わっても、
基本的なデザインは昔も今も変わらないのでは…
「韓服」はデザイン自体が時代によって変わっていくのです。

朝鮮時代にも上着の「チョゴリ」の丈の長さの変遷が見られるし、
現代でもチョゴリの丈・袖のふくらみ
結び紐の幅や長さ・襟やトンジョン(日本の半襟のような部分)の幅など、
10年を待たずに変化していくのです。

そのトレンドを牽引するのは「時代劇」。
この頃の時代劇は衣装を担当するデザイナーの趣向を
割とはっきり出すものが多く、
尚、人気のある作品にもなれば、
その影響は大きいようです。

「ゴンジン」のような人物は
朝鮮時代にもいたに違いないし、
現代にもいるのですね。

「上衣院」詳しくは、こちらまで

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by k-pojagi | 2015-11-10 17:58 | POJAGI工房 koe
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