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ポジャギ作家 李京玉と巡る韓国 (尚州・慶州・安東)1日目

アンニョンハセヨ!
koeの李京玉(い・きょんおく)です。
韓国ツアーいよいよスタート!
羽田・成田・関西・福岡空港から各地の参加者31名が
ソウルに集合。李は金浦空港で合流しました。
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いつも現地ガイドを務めてくださる「クム(琴)」さんです。
今回はあいにく体調不良でご一緒できなかったですが、
リピータの方々に会いたいと
わざわざ空港まで来てくださいました。
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クムさんにも見送られ、
絹織物の産地「尚州(サンジュ)」へ出発です。
行楽シーズンの週末は道路も渋滞しがち…
予定を少しオーバーして尚州に到着。
訪問したのはシルク織工房「許氏シルク織物」です。
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工房の前には桑の木がたくさん植えられています。
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許社長にさっそく繭から糸を紡ぐ作業を見せていただきました。
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7つの繭から糸を取り、1本にして巻き取っていきます。
1本の繭から出る糸の長さは1500mもあるのだそうです。
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機織り機で織の体験も。
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昔ながらの機織り機に機械的な装置をつけたもので
自転車のペダルのように足を踏むと
緯糸のシャトルが勢いよく往復
カタンカタンと生地が織られていきます。
現在は全自動の機械で織りますから、
なんとも味わいのある体験でした。

機械式の機織り機が稼働している工場の様子です。
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織られた生地はシルクとは思えぬしっかりした張り感があります。
この状態を生絹と言います。
ふんわり柔らかな質感を出すには「熟する」作業が必要です。
「熟する」とはアルカリ性のお湯の中で煮る作業です。
絹の繊維の周りにある「セリシン」というたんぱく質を除去することで、
しっとり柔らかな質感の生地に生まれ変わります。

生絹と「熟させた」絹を触って
その感触を確かめています。
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次は乾燥させる工程。
乾燥室には生成りのシルクの波がずらり…
圧巻の風景でした。
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柿渋染色の工程も見終わったところで、
許社長の自宅で自家製の桑の葉のお茶をごちそうになりました。
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そして直売ショップでお買い物タイム。
31名の大団体ですから、もう熱気ムンムンのひと時でした。
工場ならではの珍しい織り方の生地も魅力。
みなさん思い思いお買い物を楽しんでいただきました。
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夕食は韓牛の焼肉とユッケ。
尚州の韓牛は柿の皮を食べさせて飼育するのだそうです。
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大変おいしくいただきました。
夕食後、慶州(キョンジュ)に向かって出発、深夜の到着となりました。
朝早くから長い一日でしたね。
皆さん本当にお疲れ様でした!

明日はお待ちかねの金海子先生のヌビのワークショップ。
とても楽しみです~



by k-pojagi | 2016-11-13 02:51
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