こんにちは。koeの李京玉です。
最近三島由紀夫の「潮騒」を読む機会がありました。
学生時代日本文学が専門だったので、
学部のごろ、近代文学はいろいろ読んできましたが、
なぜか三島由紀夫だけは
妙な拒絶反応を感じていました。
ところが、先月NHKの「知の巨人たち」という番組で
三島由紀夫編を見て、
彼が感じていただろう近代化に対する不安感に共感でき、
番組内で流れていた彼の文章を見て、
読んでみたいと思い、「潮騒」を手に取りました。
純朴でまっすぐな主人公新治と初江の恋の行方に
最後の最後まではらはらどきどきの連続でしたし、
海の街の日常の風景、
島の住民たちの心模様、
その瑞々しい表現に大変感動しました。
ここ数年読んだ本の中では
最高の恋愛小説でした…